【ニュース】トラブル続きの釧路火力発電所はやはり動かすべきではない

 2020年11月1日に営業運転を開始するとしていた釧路火力発電所ですが、現時点で動いていません。これまで当会の会報などでも指摘してきたとおり、釧路火力発電所は、試験運転のたびに轟音をたて近隣からの苦情が絶えませんでした。現時点でもその状況は変わっておらず、様々なトラブルが続いているようです。最終試験を実施するとしていた10月末には不具合があって運転することができず、その際にも近隣住民に対して試験運転を延期し、11月5日と12日に実施すると通知しています。

一方、菅首相は10月26日の所信表明演説で温室効果ガスの2050年ゼロエミッションを宣言しました。気候変動対策として求められていることは、2050年までの実質排出ゼロに向けて、新規の石炭火力を動かさず、2030年には石炭火力発電所を全廃することが不可欠です。釧路火力発電所のように、今から新たに運転を開始するというのは、こうした気候変動対策に逆行するものです。ましてや、近隣に騒音公害まで引き起こすような問題の多い石炭火力発電所はこのまま動かすべきではないでしょう。

2020年11月1日の釧路火力発電所の様子