釧路火力発電所との懇談

 釧路火力発電所を考える会(考える会)では、5月11日(月)、株式会社釧路火力発電所との話し合いを持ちました。以下、その内容を報告したいと思います。懇談の場を設けてくれたことは評価しませんが、具体的な対応に関しては非常に不十分で納得できるものではありません。石炭火力に対する気候変動問題や大気汚染問題に対しての認識が甘いと指摘せざるを得ません。

<日時>5月11日(月)11時より12時
<出席者>
  発電所側 石井所長、石平所長代理
  考える会側 野瀬会長、天城副会長、真野会員、小山会員
        西村市議、工藤市議

釧路火力発電所との質疑やりとり

〇野瀬会長 いよいよ、発電所の稼働がおこなわれるが、地球温暖化が進展されている中で、問題がある。また、住宅地に建設されているということにも問題がある。

●石井所長 認可されたとおりの運転を行う。

〇天城副会長 現在の進捗状況はどの程度か

●石井所長 90.8%

〇天城副会長 発電所では高温高圧の配管が設置されているが、大地震の際、近隣の住宅地に危険が及ぶことはないか。

●石井所長 安全対策は十分に取られている。危険が及ぶことはない。

〇小山会員  海外炭の仙台火力発電所と比べると、成分が良い釧路石炭の釧路火力発電所のばいじん等の数値の方が大きいのは何故か。

●石井所長 他の発電所の事は分からない。

〇小山会員 北海道の環境アセスメントでは、バグフィルターは99.8%の除去性能があると書かれているが、何故、仙台火力発電所よりも釧路火力発電所のばいじん等の数値がこんなにも違うのか。

●石井所長 バグフィルターの集塵能力は十分な能力を発揮する。

〇小山会員 発生する騒音に付いて、仙台火力発電所は港にあるにも関わらず、住宅地の騒音規制値を採用している。何故、釧路火力発電所は住宅地のすぐ側にも関わらず、工場の騒音規制を採用するのか。

●石井所長 事業所境界2定点で測定し、適切に運用して行く。

〇小山会員 釧路火力発電所に出入りする大型車両により生じる振動迷惑を訴える人がいるが、現在は簡易振動防止をする土木工事が可能である。何故その対策を講じないのか。

●石井所長  3カ所の通行方法があるが、一つの道路で

〇小山会員 大地震、大津波の際、釧路火力発電所ボイラーには、200気圧、600度の配管が設置されている。その設備に対し安全対策をどのように取り計らっているのか。近所の住宅地に被害を及ぼすことはないのか。(東京電力が絶対に安全と言っていた福島原発は吹き飛んだ)。

●石井所長 安全弁等フェイルセーフシーケンス制御が整えられている。

〇小山会員 PKSの二酸化炭素の排出量は、年間にどの程度になるか。

●石井所長 PKSの二酸化炭素量の算出は行っていない。計算で理論値は出せるかもしれない。

〇小山会員 硫黄は、気幹ベースで0.2~0.3%になっております。無水ベースで0.04%になっております。0.2~0.3%から0.04%分を引いた分の硫黄はどのようになっているのでしょうか。

●石井所長 規制値の範囲内で煙突から排出される。

〇小山会員 わたくし達は、同規模の他の石炭火力発電所に比べて硫黄酸化物、窒素酸化物の排出量が多いのは「排煙脱硫装置」「排煙脱臭装置」が装備されていないのが原因と考えるが、それらの装置を設置するつもりはないのか。

●石井所長 設置はしない。必要はないものと考えている。

〇工藤市議 発電所が夜も煌々と灯りが灯っているが、何をしているのか。

●石井所長 発電所はほぼ完成している。後は壁を取り付けるだけ。灯りはわざと点灯させている。明るく見せている

〇工藤市議 発電所内の見学は可能か。

●石井所長 今現在は出来ないが、竣工の後は見学できる。

〇西村市議 市内のPM2.5測定機器類は設置するのか。

●石井所長 会社側として特別な設置はしない。釧路市の測定個所に依存する。正門前に現在の発電出力、騒音デシベル計を設置する。先日発生した騒音、振動は初動着火に使用する重油設備の設置工事に使うウェルダーの音。

〇野瀬会長 これから、種々問題の発生も考えられるが、早急な対応をして頂きたい。近々、次の話し合いも行いたい。